イチから自分で育てる「野菜栽培」とは

野菜栽培とは、自分で野菜を育てること

最近はさまざまな教育方法が注目されていますが、「野菜栽培」もそのひとつです。
野菜栽培とは「自分で野菜を栽培すること」を指します。

これは一見当たり前のことかもしれませんが、子供にとっては新鮮な体験です。
野菜を自分で栽培することを通して、さまざまなことに気付き、学ぶことができるのです。

これから子供を育てるときには、野菜栽培を行ってみるのもおすすめです。
ここでは野菜栽培の良い点と、行うときの注意点を紹介します。

野菜栽培のほかの教育にはない良い点

野菜栽培の良い点として、「野菜に興味をもつことができる」という点が挙げられます。
野菜は毎日のように食べていても、それを実際どのように作るかについては、あまり知らないことが多いです。
野菜栽培をすることで野菜を作るまでの過程や大変さが分かるようになり、物事をさまざまな視点から見ることができるようになるのです。

子供によっては好き嫌いがあり、嫌いな野菜を残してしまうことがあります。
しかしこのときに野菜栽培を経験していると、「作るのに手間がかかっているのだから、しっかり食べよう」と考えやすくなります。
野菜がどのように作られているかが分からないと、野菜の大切さやありがたみが実感しにくいのです。

また、野菜栽培を通して「自然に触れることができる」という点も良いところです。
最近は街が整備されてきており、自然の風景が少なくなっています。
特に都市部では道路がコンクリートで舗装され、植物などを見かけることが減ってきています。
もちろん便利になったり子供にとっても安全であったりする面では良いものの、自然の風景を体験していないことは、今後の人生にとってマイナスの影響になる可能性があります。

野菜栽培を通して草木や土に触れると、自分で自然を体験することができます。
こうした経験をしているとよりたくましい子供に育ちやすく、これからの人生にも役立ちます。

さらに野菜栽培は、「食べて楽しめる」ということも大きなメリットです。
自分で作った野菜を家族で食べられることは、とても大きな喜びです。
「おいしいね」と両親が褒めることで子供は自信がつき、野菜栽培や自然との触れ合いに興味をもつきっかけになります。
野菜栽培にはこうしたメリットがあるため、ぜひ行ってみると良いでしょう。

野菜栽培の行い方と注意点

野菜栽培は自宅でも行うことができるため、手軽に始められます。
用意するものは育てたい野菜の種と土、肥料、鉢植えなどです。
これらを準備したら鉢植えに土を入れて種を蒔き、水やりをしながら育てましょう。

野菜栽培での注意点は、「細かく水をやりすぎない」ということです。
子供によっては「しっかり育つように」と考えて、育てる野菜に水をあげすぎてしまうことがあります。
しかしこれでは逆効果になってしまうため、必ず適度にあげるようにしましょう。

また、正しい野菜栽培の方法を学びたい場合は、各地で農業体験などが開催されています。
こうした機会を活用するのもおすすめです。