安心して子供を預けてもらえる社会を目指す
子供を預けたくても保育所に空きがない等の理由で、なかなか子育てに不自由している保護者も多いです。
仕事の関係上、日中だけでなく深夜や休日でもすぐに対応してもらえると有り難いと考えている方もいます。
このように子供を保育するためのニーズは公的または民間の保育施設では対応しきれない部分が多く、多様化している現状です。
そこできめ細かい子育てサポートをするために活用されているのがベビーシッターです。
ベビーシッターになるためには厳密に言えば必ず必要な資格は存在していません。
あくまでも民間サービスの一つとして捉えられているため、何も資格を持っていない人がベビーシッターとして従事していても良いことになっています。
しかし、大事な子供を預ける親の心理としては、子育てについて専門的なスキルを持っていない人に子供を預けるのは心配でたまらないと考えるはずです。
そこで安心して子供を預けてもらえるようにベビーシッター独自の専門的なスキルを有していることを証明するベビーシッター資格認定試験を実施しています。
参考:http://www.acsa.jp/htm/license/license-exam.htm
認定制度について
資格認定試験は新任研修を受講して修了してから、現任研修を受講して修了することが受験の条件になります。
更にベビーシッターとしての実務経験も必要とされます。
また、年齢は満18歳以上でなければいけません。
これらの条件を全て満たした方が認定試験を受験する資格を得ることになります。
認定試験では5択の選択問題と記述式の問題が出題されます。
試験の結果を受けて審査を行い、合格した方はベビーシッター認定証を交付されて全国保育サービス協会から認められたベビーシッターとなり登録されることになります。
協会に登録されているベビーシッターは、自信を持って専門的なスキルを持っているとアピールできるメリットがあります。
なお、初めて登録を済ませてから5年目には更新手続きを行います。
一度更新を済ませるとその次の有効期間は設定されていませんので、引き続き有効になります。
ベビーシッターとして仕事をする場合
全国各地にベビーシッターサービスを提供している会社が存在しています。
人材が不足している会社では随時求人案件が存在しているため、希望の条件に合っていれば比較的スムーズに採用される可能性が高いです。
ただし、利用者のニーズでも無資格者よりも有資格者の方が良いと考える方が多いことから、できるだけ認定ベビーシッターになっていた方が有利だと考えられます。
認定試験はベビーシッターの実務経験がなければ受験できないため、自分自身の子育て経験を活かしてベビーシッターとして一定期間活躍してから受験を目指す方もいます。
他にも保育士や幼稚園教諭の資格も持っていれば更に有利です。