幼稚園教諭

幼児期の教育を重視

幼稚園では3歳から小学校就学前の6歳までの子供に対して教育を重視した保育を行います。
幼稚園の先生として活躍するためには、幼稚園教諭免許状を取得しなければいけません。
小学校や中学校の教員免許と同様で、どのような課程を経たのかに応じて取得できる免許が異なります。

参考:http://www.nurserylcs.com/license/kindergarten.html

幼稚園教諭の資格について

幼稚園教諭は所定の課程を経た方に免許状が交付される仕組みになっています。
どのような学齢を経たのかによって交付される免許状の種類が異なります。
4年制大学で幼稚園教諭の養成課程を修了して卒業した方については1種免許状が交付されます。
短大や専門学校で幼稚園教諭の養成課程を経て卒業した方、通信教育で所定の課程を経た方については2種免許状が交付されます。
4年制大学を卒業してから大学院に入って修士課程を修了した方については専修免許状が交付されます。
どの免許を取得していたとしても、実際に幼稚園教諭として勤務する際に仕事内容が変わることはありません。
ただし、採用時や待遇面で差が生じる可能性はあります。
一般的な考え方として、短大で2年間勉強した人よりも、大学で4年間専門的な勉強をしていた人の方がより高いスキルを身につけているのではないかと判断されるはずです。
採用試験を実施する際に、2種免許状を取得している人よりも1種免許状や専修免許状を取得している人の方が良いのではないかと考えることもできます。

また、今後は保育所・幼稚園の良い面がある認定こども園が増えていく見込みです。
そこで特別な措置として、保育士資格を既に取得済みの方や所定の施設内で保育士として仕事をした経験がある方については、大学で単位を取得することと各自治体の教育委員会で実施している教職員検定で合格することで幼稚園教諭免許状を取得することが可能になっています。
本来であれば幼稚園教諭になるためには学校に通う必要がありますが、現在の特例制度を上手に活用すると保育士と幼稚園教諭の資格を上手く取得できるようになっています。

根気強い指導が大事なポイント

幼稚園教諭に求められるのは、子供達に対して根気強く指導を行なうことです。
複数の子供達を一人の先生が見渡しながら面倒をみなければいけないため、かなり大変な労力を伴います。
なかなかお友達と遊べないという子供や、自分で身の回りの事ができないという子供など、それぞれ個性のある子供達なのできめ細かく指導するスキルがなければいけません。
できるだけ平等に、全ての子供達に同じ扱いをしなければいけないため大変な面も多いですが、真摯に向き合うことで子供達も一所懸命頑張ってくれるものです。
保護者との連携も上手くとらなければいけないため、ある程度は人付き合いが上手であることが条件になります。