食への関心を持たせる「クッキング保育」とは

クッキング保育をしてみよう

最近注目されている子育ての方法に「クッキング保育」というものがあります。
クッキング保育とは、「子供が料理を作りながら、さまざまなことを学ぶ保育」を指します。

子供が料理をするのは、一見すると危険そうに思えます。
野菜などの食材を切ったりフライパンを火にかけたりするときには、子供は不注意から怪我や事故を起こしてしまいそうと思いがちです。
しかしある程度大きい子供は行うことが安全かどうかを判断する力があるため、きちんと見守って入れば料理もしっかりとすることができます。
料理をする中でさまざまな経験をすることで、子供が学べることがたくさんあるのです。

ここではクッキング保育について紹介します。
ぜひ家庭でも取り入れてみてください。

クッキング保育の良い点

クッキング保育は自宅などで親が見守りながら、子供が料理をします。
基本的にはこれだけで行うことができ、とても簡単に実践できます。
クッキング保育の良い点は、このように「シンプルに行えて効果が高いこと」が挙げられます。
料理から子供はさまざまなことを学ぶことができますが、クッキング保育に必要なものは特にありません。
普段の調理器具や食材で十分なため、費用をかけずに効果的な保育をすることができます。

クッキング保育の2つ目のメリットとして、「調理器具の使い方を学べる」ということが挙げられます。
「包丁は危ない」と知識ではわかっていても、それを実際に体験していると、より子供が自分自身で気付くことができます。
子供が料理をするときには包丁を自分で使うことになるため、どのように扱えば危なくないかを、工夫しながら学ぶことができるのです。
また、包丁をむやみに人へ向けないことの大切さも、実感できるのです。

さらに料理ではコンロを使うことが多く、使い方によっては火傷をしてしまうことがあります。
親が「熱いから気をつけてね」と声をかけながら料理することで、子供がしっかりとコンロや火を扱えるようになります。

3つ目のメリットとして、「食材の大切さ」も子供が実感するようになります。
自分で料理をすると、さまざまな野菜や肉などを使うことになります。
家族の人数を考えてどれくらいの量の食材を使えば良いかを考えることで、子供が食材の大切さを理解できるのです。
このようなことに気付くことで、子供の今後の食べ残しを減らせる可能性があります。

最後に4つ目のメリットとして、子供がさまざまな面で「食」に興味をもちやすくなります。
子供がただ食べるだけでなく、野菜がどのように作られているかを考えるようになったり、毎日の食事を作るのは大変なことを知ることができるのです。
こうしたことは、子供の成長に大きなプラスとなるはずです。

クッキング保育の注意点

クッキング保育の注意点としては、「常に親が見ているようにする」ということです。
子供が「大丈夫」と言っていても、ふとしたときにミスをしてしまうことがあります。
料理では包丁の使い方を間違えるだけで、怪我などにつながってしまいます。
そのため必ず親が子供を見守るようにしましょう。