保育士から他の仕事に変えたいという人も一定数いる
子どもが好きで仕事にすることでやりがいを感じられるということで、保育士は人気の職業です。
しかし、中には仕事自体は好きなものの、いろいろな事情があって他の職種に移りたいと考えている人もいます。
地域や背景によっても異なりますが、30パーセント近くの保育士が、仕事を変えたい、もしくは変えたいと考えたことがある、というアンケートもあって一定数の人がキャリアチェンジを考えています。
その理由としては、親の事情などによって子どもを遅くまで預かっていないといけない状況が生じやすいので、拘束時間が長くなること、親からのクレームなどが多くて精神的に疲れてしまうというものがあります。
また、子ども相手に遊んだり作業をしたりするのは結構大変なので、体力的に疲れてしまうというのも一つの理由として挙げられます。
子ども関連の仕事に移る人が多い
キャリアチェンジをする保育士がどんな職種に就いているかを見ると、大半はやはり子ども関連の仕事を行っています。
小学校などの特殊学級担当になったり、児童館の職員になったりと、形は異なるとはいえ、子どもを相手にした仕事をしている人が多く見られます。
また、医療や介護系の仕事に移るケースも見られ、看護師などの資格を取って異なる分野にチャレンジしています。
それぞれの職種で異なる条件がありますので、キャリアチェンジを考えているのであれば、じっくりと自分にできるかどうかを検討することが重要です。
特に看護師などの医療系の仕事に移る場合には、資格取得が必要となり時間とある程度の費用がかかります。
転職するまでの間の勉強期間、経済的にうまくやっていけるか、十分な時間を取ることができるかなどをきちんと考慮することで、失敗せずにキャリアチェンジを行えます。
再び保育士に戻る人も多い
一度他の職種にチャレンジしてみたものの、再び保育士に戻るという人も実は多くいます。
キャリアチェンジしたものの、やはり保育士の仕事にやりがいをより感じることができたというのが大きな理由です。
特に、人間関係などのトラブルで保育士を離れた場合、仕事そのものが嫌になったわけでないので、他の仕事をすることで、保育士という仕事の良さを再確認できることが多いのです。
保育士は資格があれば、他の業界に行ったとしても再び戻ってくることが楽ですので、保育士としてやり直すことを考える人が多くなります。
将来のことをしっかりと考えて、自分が進む道はどこにあるのかをしっかりと考え、早急に結論を出して後悔することのないようにしたいものです。
自分の資質と仕事のやりがいを、時間をかけて比較してみるようにしましょう。